ひきこもりがどんなものか知ってほしい

どうも、僕です

 

まずこの写真を見てください

渡辺篤さんというアーティストがひきこもっていたときの部屋の再現です。

渡辺篤さんはひきこもりをアートに昇華しようとして個展を開いた人で去年ちょっと話題になりました。東京藝術大学出身のれっきとした作家です。

http://i1197.photobucket.com/albums/aa427/plginrt-project/Julie%20Heffernan/852_zps6c0524f5.jpg

plginrt-project.com
渡辺さんはFacebookでも友人でBARで何度かお会いしてうちのシェアハウスにも遊びに来てもらってお酒を飲んだ仲なんですが
 

この部屋めちゃ汚いですよね!

ひきこもりってみんな部屋が汚いんですよ(僕も経験あります)

僕はひきこもりは別に悪いことじゃないと思ってます。むしろ人生積極的に引きこもる時期があってもいい。むしろあった方がいいと思ってるんですが、部屋は片付けたほうがいいです。

 

散らかった部屋の居心地のよさもわかるんだけど、精神的健康に良くないんですよね。。。どんどん荒んできます

 

ひきこもるにあたって何が必要なのか僕にはもうよくわからないんですよね。

漫画・ゲーム・DVD…僕はもう全部データなんで物理的に持ってないんですが…

あとは食べ物?食べ残した何かとか空きペットボトルとか?

服とか?ひきこもりだからいらないかも…

 

ぶっちゃけこれ読んでるひきこもりの人に言いたいです。

部屋を綺麗にしよう!

具体的にはPC以外全部断捨離しよう

本とかはKindleでデータで買い直そう(ブックオフに売って持ってたものは写メで撮っておく。あとで買い直すために)

ゲームもDVDも売ろう(つらいのはわかる)

服も全部捨てて1万円握りしめてユニクロに行って3日分くらいの服を買おう

もう余分な家具も捨てよう

布団も新しく買い直そう(安いのならAmazonで2000円くらいでセットで売ってる)

とにかくモノから距離を置こう

それからあらためてひきこもろう!

そっちのひきこもりライフの方が絶対楽しいって保証する!

 

僕が以前から考えてたことは、ひきこもりってホテルに住めば心があれほど荒ぶこともないのでは、と。

 

スリランカの悪魔祓いって本があるんですがスリランカの悪魔祓いについて書かれた民族レポートなんです。

ここでいう悪魔というのは精神疾患みたいなものを指していて、なかでもひきこもりになった人を悪魔が取り憑いたと表現しています。

スリランカっていうのは貧困国でなかでも明日食べるものにも困るような村でもひきこもりというのは発生します。

よくひきこもりは甘えとか日本みたいな豊かな国だからそんな奴が出るとか根拠の無いことをいう人がいますが歴史上どこの地域でも数%の確率でひきこもりは発生します。

突然、人間関係を一切断って文字通り引きこもってしまいその原因はわかりません。

恋人にふられたとかいじめられたとか多くの人は原因を探しますがほとんどが後付だったりします。

このひきこもりという悪魔憑きをお祓いするために村人総出で祭が開かれるというものです。

具体的には何日も休まずひきこもりに村中の人が声をかけるというものです。

そしてこれがたったひとつの冴えたやりかたです。

ひきこもりの人の支援などにデイケアなんかがありますが少しずつ人に触れることで外に出られるようになっていこうという施策ですがこれと同じです。

ただ、圧倒的にスリランカのほうが声をかける人数も日数・時間も膨大です。

一度ひきこもってしまうと脱出が難しいです。

ひきこもりを辞めるにもひとりのちからだとまず無理です。かといって周りに協力を求めるにも人間関係を一切断ってるので難しいというスパイラルになります。

 

 じゃあ、どうしろといわれると僕には具体的な対策が提言できません。

ただひきこもっている人は部屋の中のモノに押しつぶされそうな精神的圧迫を感じて生きている面が少なくありません。これからどうしよう。明日こそ外に出たい。バイトを探さなきゃ。みんな先に行ってしまう。堂々巡りで答えも出ず何をしたらいいかもわからずといったスパイラルを打破するきっかけは部屋の断捨離から入ったほうがいいとおもうんですよね。想像以上に効くから。きれいな部屋で引きこもるとすっきりした気持ちで引きこもれます。 

 

 

 

悪魔祓い (講談社プラスアルファ文庫)

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スリランカの悪魔祓い (講談社文庫)

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