ひきこもり系でおすすめの本5選
どうも、僕です
なんかひきこもり系の本、ひきこもりたい気分にさせてくれる本について紹介したいのでだらだら書いてみました。ひねくれた作品は除外したのでどれも読みやすいと思います。
主人公ぼくが佐々井という人物に出会い、家に住まわせる。
佐々井はカバンひとつで主人公が住む屋敷にやってきてしばらく生活を共にする。
なにか大きな事件があるといった話ではありません。
ただふたりの間に流れる時間と屋敷の空気が好きです。
こういう拾い物系の話が好きなんですよ
誰かが誰かを拾って家に住まわせて共同生活が始まるみたいな(そのうち他の拾い物系の話も紹介します)
僕も遺産として洋館とか譲り受けて適当に働きながら社会と少し距離をおいて隠遁生活したい。そこでずっと本を読んでいたい
ちなみに僕もシェアハウス生活が長くて、常に家には人が出入りしていて知らない人がリビングに寝てても「ああ、誰か居るな」って感じだし、流れ者みたいな人が急に住み始めて(部屋とかなく雑魚寝)奇妙な共同生活が始まったりとかそんな生活を送っています。
主人公の女性が冬の家で何日も外に出ないで酒を飲み続けオイルサーディンのカンヅメを食べて篭もる話なんですが、どこの国なのかよくわからない上に冬の空気が匂いを消しているような感じで、冬に部屋を温めて暖炉の横でうたた寝しながら本を読んだりしたくなるような絵本です。
本谷有希子さんの短編99円
文明から距離をおいた生活がしたくて冬の間はいつも雪の山小屋にこもって誰にも会わずに作業をする女性。
何週間分もの水と食料を買い込んで冬は篭もるってすごく憧れます。
冬の都会の風はとても寒くて静岡出身の僕には堪えます。
冬の間だけ出勤したくねーとか思ってるんですがこの話を読むと羨ましい限りです
私はいつも暖炉のある部屋で、誰にも会わず、暖かく暮らしていた
私はベッドで眠るのが嫌いだった。だから眠るときは、いつも窓際に寄りかかるように眠っていた
誰にも会わないでいられるようにと、もう何年も前から、私は冬になると何週間分もの水と食料を買い込み、知り合いの持っているこの山小屋に隠れることにしていたのだ。
作家・僕の妻まみみは漫画家を引退してからずっとひきこもり、一歩も外にでないで夫の帰りを待つ。ひたすら世界中の本を読み続けて生活を送る。
あーひきこもりてーってときに読むとおもしろいです
ひきこもりって感じではないけど小川洋子さんの作品はどこか箱庭に閉じ込められるような気分に浸れます。建物の描写がすごく良くて誰もいない世界にひとりとり残されているような寂しさがなんとも言えません。ヨーロッパのどこかの街のはずれのイメージです
他には沈黙博物館なんかもおすすめ